ものと人間の文化史 162
柳
著:有岡 利幸
紙版
内容紹介
「花は紅、柳は緑」と謳われて春の風景に柔らかな風情を添える柳は、「稲は柳に生ず」と豊作の目安になるほど生活に密着した樹木でもあった。古代からの日本人とのかかわりを文献をもとに探るとともに、その材質を生かした容器や調度品として、治山治水対策として、火薬や薬品の原料として、さらには街路や河川の風景の演出として、さまざまに活用され、親しまれてきた歴史を辿る。
目次
第一章 万葉時代の柳
第二章 平安時代の柳
第三章 鎌倉・室町時代の柳
第四章 伝承される柳の話と歌
第五章 稲は柳に生ず
第六章 柳から生まれるもの
第七章 近世の江戸と京の柳
第八章 近現代の柳
ISBN:9784588216213
。出版社:法政大学出版局
。判型:4-6
。ページ数:328ページ
。定価:3200円(本体)
。発行年月日:2013年05月
。発売日:2013年05月31日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TVR。