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叢書・ウニベルシタス 178

時間と他者

新装版

著:エマニュエル・レヴィナス
訳:原田 佳彦

紙版

内容紹介

ハイデガー哲学との対決を通して倫理に基づく独自の哲学を展開して現代思想の盲点をつく著者の出発点をなすとともにその全容を示す論考。アウシュヴィッツ体験をふまえて主体と他者との関係を極限まで追究し、〈時間〉を介して〈存在〉からの脱出の途をさぐる。

目次

I
主題と構想
〈実存すること〉の孤独
実存者なき〈実存すること〉
位相転換(イポスターズ)
孤独と位相転換
孤独と質料性(マテリアリテ)

II
日常生活と救済
世界による救済──糧(かて)
光と理性との超越

III
労働
苦悩と死
死と未来
出来事と他者
他者と他人
時間と他人

IV
力と他人との関係
エロス
多産性(フェコンディテ)

 訳註
 訳者あとがき

著者略歴

訳:原田 佳彦
1944年東京生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科(哲学)修士課程終了。哲学・フランス文学専攻。学習院大学フランス語圏文化学科教授。訳書:リオタール『知識人の終焉』ほか。

ISBN:9784588099601
出版社:法政大学出版局
判型:4-6
ページ数:140ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2012年11月
発売日:2012年11月08日