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叢書・ウニベルシタス 640

崇高とは何か

新装版

著:ミシェル・ドゥギー
訳:梅木 達郎

紙版

内容紹介

芸術や美学、哲学の思想史の中でたえず問われてきた崇高とは何か。カント、ロンギノスを読み直しプッサンの絵を分析し、リオタールらが崇高概念の再思考を試みる。

目次

序言 (ジャン=リュック・ナンシー)

大‐言 (ミシェル・ドゥギー)

崇高な捧げもの (ジャン=リュック・ナンシー)

カントあるいは崇高なるものの単純さ
(エリアーヌ・エスクーバ)

崇高なる真理 (フィリップ・ラクー=ラバルト)

崇高なるものの関心 (ジャン=フランソワ・リオタール)

世界の贈与 (ジャコブ・ロゴザンスキー)

悲劇と崇高性 (ジャン=フランソワ・クルティーヌ)

プッサンの一枚の絵におけるバベルの塔について
(ルイ・マラン)

著者略歴

訳:梅木 達郎
1957─2005年。東北大学大学院文学研究科博士後期課程(フランス語フランス文学専攻)単位取得満期退学、東北大学大学院国際文化研究科助教授。フランス現代文学・現代思想。著書に『放浪文学論──ジャン・ジュネの余白に』(東北大学出版会)、『脱構築と公共性』(松籟社)、『セリーヌを読む』(共著,国書刊行会)、『支配なき公共性──デリダ・灰・複数性』(洛北出版)、『サルトル──失われた直接性をもとめて』(日本放送出版協会)、翻訳にドゥギー『尽き果てることなきものへ』(松籟社)、セリーヌ『ノルマンス』(国書刊行会)、デリダ『火ここになき灰』(松籟社)、ジュネ『シャティーラの四時間』(共訳、インスクリプト)などがある。

ISBN:9784588099434
出版社:法政大学出版局
判型:4-6
ページ数:418ページ
定価:4800円(本体)
発行年月日:2011年09月
発売日:2011年09月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DSRC