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カルナとアルジュナ

『マハーバーラタ』の英雄譚を読む

著:川尻道哉

紙版

内容紹介

インド最大級の物語である『マハーバーラタ』。その最大のクライマックスであるカルナとアルジュナの戦いを、初の原典訳!
闘いに至るまでのカルナとアルジュナの出自や来歴、2人をめぐる確執もわかりやすく解説。
なぜ彼らは闘うのか? そしてその後の運命とは?
全体のあらすじ、その背景にあるインドの宗教思想などもわかる必携の一冊!

目次

はじめに

第1章 『マハーバーラタ』とはなにか
1 『マハーバーラタ』の成立と背景
2 『マハーバーラタ』の物語構造

第2章 『マハーバーラタ』に至るまでのインド思想
1 ヴェーダの信仰
2 ウパニシャッドの思想
3 バラモン教からヒンドゥー教へ
結語

第3章 『マハーバーラタ』の物語
第1巻 「最初の巻」
第2巻 「集会の巻」
第3巻 「森林の巻」
第4巻 「ヴィラータの巻」
第5巻 「努力の巻」
第6巻 「ビーシュマの巻」
第7巻 「ドローナの巻」
第8巻 「カルナの巻」
第9巻 「シャルヤの巻」
第10巻 「眠る戦士の殺戮の巻」
第11巻 「女性の巻」
第12巻 「寂静の巻」/第13巻 「教説の巻」
第14巻 「馬祀の巻」
第15巻 「隠棲の巻」
第16巻 「棍棒合戦の巻」
第17巻 「偉大なる旅立ちの巻」
第18巻 「天界の巻」

第4章 アルジュナとカルナ
1 アルジュナ
2 カルナ
3 「誓い」について
結語


第5章 『マハーバーラタ』第8巻 「カルナの巻」
1 第8巻「カルナの巻」第49章第24詩節まで
2 第8巻第49章以降の和訳
結語

あとがき
参考文献

著者略歴

著:川尻道哉
川尻道哉(かわじり・みちや)
1967年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。東海大学文化社会学部准教授。
専門はサンスクリットの文法学、言語理論、言語哲学。
監修に天竺奇譚著『いちばんわかりやすいインド神話』(実業之日本社、2019年)などがある。

ISBN:9784585310112
出版社:勉誠出版
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2022年08月
発売日:2022年08月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB