出版社を探す

平川祐弘決定版著作集 7

米国大統領への手紙 ―市丸利之助中将の生涯/高村光太郎と西洋

著:平川 祐弘

紙版

内容紹介

昭和の軍人で範とするに足る人は誰か―
陸軍ならば今村均、海軍ならば予科練の教育者市丸利之助をあげたい
米国大統領へ遺言をしたためて硫黄島で玉砕した軍人歌人の生涯

目次

Rear Admiral R. Ichimaru of the Japanese Navy sends this note to Roosevelt. I have one word to give you upon the termination of this battle.
硫黄島の日本軍の最後の突撃が終った1945年3月26日、アメリカ軍は日本軍の洞窟陣地にこのような英訳文を添えたルーズベルト大統領あての遺言状を発見した。その原文は「日本海軍市丸海軍少将書ヲフランクリン ルーズベルト君ニ致ス。我今我ガ戦ヒヲ終ルニ当リ一言貴下ニ告グル所アラントス」に始まる堂々たる文章である。
予科練の父であり海軍航空隊の司令官として硫黄島で玉砕した市丸利之助とはいかなる人か。

著者略歴

著:平川 祐弘
1931(昭和6)年生まれ。東京大学名誉教授。比較文化史家。第一高等学校一年を経て東京大学教養学部教養学科卒業。仏、独、英、伊に留学し、東京大学教養学部に勤務。1992年定年退官。その前後、北米、フランス、中国、台湾などでも教壇に立つ。

ISBN:9784585294078
出版社:勉誠出版
判型:A5
ページ数:376ページ
定価:4200円(本体)
発行年月日:2017年01月
発売日:2017年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNT