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習近平時代のネット社会

「壁」と「微」の中国

著:古畑 康雄

紙版

内容紹介

中国のネットユーザーは6億8000万人に達した。微博(TwitterとFacebookの要素を併せ持つミニブログ)、微信(LINEのようなメッセンジャーアプリ)は膨大な利用者数を誇り、娯楽から公共料金の支払いまでスマホで行うのはもはや常識となっている。だがそれらの活動は当局の厳しい監視下におかれており、違反者への懲罰は年を追ってエスカレートしている。
中国のネット言論空間は、習近平政権下でどのようになっているのか。壁に抗う微粒子たちの最新の動きを徹底分析。

目次

序文
第1章 「微」時代に入った中国社会
第2章 ネット社会に吹き荒れた暴風
第3章 網民の抵抗
第4章 「微」時代の日中関係
第5章 識者インタビュー
結び:網民の心を封じることはできない

著者略歴

著:古畑 康雄
1966年東京生まれ。共同通信社記者。89年東京大学文学部(中国語中国文学)卒業後、共同通信社に入り、地方支社局を経て97年から北京の対外経済貿易大学に語学研修留学。帰国後、2001年から共同通信社の中国語ニュースサイト「共同網」を企画、運営(16年5月まで)。
中国のネット動向も研究、主要著書に『「網民」の反乱―ネットは中国を変えるか?』(勉誠出版、2012年)、『中国ネット最前線』(共著、渡辺浩平編、蒼蒼社、2010年)、『アジア遊学 193 中国リベラリズムの政治空間』(翻訳、石井知章・緒形康編、勉誠出版、2015年)など。

ISBN:9784585230458
出版社:勉誠出版
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2016年10月
発売日:2016年10月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP2