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高校の名将

西森流 言葉の「選び方」「伝え方」

高校ソフトテニス界の名将が説く勝たせるチームの作り方

著:西森 卓也

紙版

内容紹介

ソフトテニス界の名将が明かす勝つための指導術と指導者の育て方。インターハイ最多優勝チームが明かす勝つために必要なモノとは? 指導者必見の“高商テニス“の神髄に迫った一冊。

目次

第1章

日本一を目指さなければならないチーム、その使命を背負う

常勝軍団の監督に就任…16

私自身の監督としての目標設定…22

戦力の高い年、厳しい年…24

選手に力を発揮させるためにはどうすればいいか…27

懸命さの評価は人がするもの…29

選手を育てて、勝たせる…31

私たちのチームが背負う宿命…32



第2章

攻めるテニスに集約された高田商業の育成法

楠先生が築いた高田商業のスタイル…36

テニスを簡単に考えることが勝利への近道…42

日本一への第一歩、1本目を厳しく打つこと…44

準決勝、決勝でもいつも通りに戦う…46

さまざまなテニスに対応できる技術の習得を目指す…49

夏に向けて心技体を向上させ、プレーの精度を上げていく…54

どんなときも変わらない精神状態を身につける…57

涙の出ない全国優勝…60

教職に就く卒業生の多さは高田商業の財産…62



第3章

勝つための指導に必要な要素は何か?

私の指導方針…66

指導者の言葉の「選び方」「伝え方」…69

選手に力を発揮させる言葉を使う…72

駆け引きや戦術を教える難しさと面白さ…76

全選手が平等でチームが1つに…78



第4章

1つ1つの経験を積み重ね、指導の幅を広げる

指導者人生を支え、鍛えてくれた数々の出会い…82

選手から得られた数々の学び…83

指導者の先輩や仲間との出会い…95

さまざまなものとの出合い…102



第5章

指導者の資質、指導者の進むべき方向性とは ①

まねを発展させ、ステップアップを果たす…110

「準備力」の大切さを知らなければならない…112

「判断力」を身につけ、「決断」を手助けする…114

指導者にとって重要な「観察力」…116

シンプルな判断が勝利への近道…117

相手の弱点を素早く見つける…120

相手に勝てないと思わせる戦い方…122

練習の成果を本番で発揮するために…125

本番で使える技術を身につける…127

選手起用の基本的な考え方…130

団体戦の基本的なオーダーの組み方…132

大会に向けた選手のコンディション調整…136

日本一に向けたジンクス…142



第6章

指導者の資質、指導者の進むべき方向性とは ②

相手を観察し、勝負に生かす…146

高校生には指導者の目が必要…152

相手の心理を読んだアドバイス…153

相手との駆け引きは選手が身につけていくべき要素…158

保護者の方々の支援…159

拒否する紙森先生を説得、次期監督へ引き継ぎを果たす…160

重責を背負う監督の悩みや葛藤…165

緩いボールを使い、ポイントすることができる選手を育てる…166

上げボールの質を重視する…168

的確に状況を把握する観察力を磨く…170

ストロークの基本3つにこだわる…172

本番を意識し、緊張感の中で練習する…174

著者略歴

著:西森 卓也
西森 卓也(にしもり・たくや) 1959年、兵庫県出身。兵庫県立社高校から天理大学に進学。大学卒業後、保健体育科の教員として、新設された奈良県立耳成高校に赴任する。3年後、奈良県・大和高田市立高田商業高校に転任。以後、定年まで高田商業で、保健体育科教員を経て、同校教頭、校長と歴任。退職後の現在は奈良県ソフトテニス連盟理事長などを務める。高田商業ソフトテニス部では初代監督の楠征洋氏から引き継ぎ、1987年に二代目監督に就任。インターハイ団体最多優勝を誇る同校で、監督就任以来、約20年間でインターハイ団体優勝10回、同個人優勝7回、高校選抜優勝5回などを達成する。同校監督を退いたあとも、立場を変えながらも「生涯、高田商業をサポートしたいく」と述べている。

ISBN:9784583116143
出版社:ベースボール・マガジン社
判型:4-6
定価:1700円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SF