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平凡社新書 882

ヒトラーとUFO

謎と都市伝説の国ドイツ

著:篠田 航一

紙版

内容紹介

ドイツには都市伝説が今もあふれ返る。ヒトラー、UFO、フリーメーソン、ハーメルンの笛吹き男……。ドイツの怪しげな話を追う。

目次

《目次》
プロローグ

第一章 ヒトラーは生きている?
ヒトラーの「命の恩人」/もし少年が助かっていなかったら/脱出した独裁者
FBIの追跡/頭蓋骨の謎/ソ連のプロパガンダ/南極への野望
自己増殖する都市伝説

第二章 UFOを追え
本気の人たち/軍事機密が飛び交う最前線/英国はUFO調査の情報公開先進国
日本の国会でも質疑/空の専門家たちは何を見たか/ドイツ人はUFO好きな国民
中世の目撃談/ナチスと宇宙開発/ペーパークリップ作戦

第三章 どこにもない町
ビーレフェルトの陰謀/ユッカパームの蜘蛛/元首相までも陰謀論の一部に
国内に一万人いる「帝国市民」/極右思想との親和性/移民を排斥する動き
存在感の薄い町/バルト海のアトランティス大陸/実在する「海に沈んだ町」
杉沢村伝説/八甲田山の怪現象

第四章 フリーメーソンの真実
職能組織から友愛団体へ/取材申し込みはメールで/政治との距離
メーソン内部のタブー/イルミナティとの関係/イルミナティ研究の第一人者
ナチスの弾圧

第五章 異人へのまなざし
オルレアンの噂/繰り返された自己増殖/ショーケースの中のユダヤ人
「エイズ・クラブへようこそ」/児童誘拐をめぐる疑惑/東ドイツへの視線
都市伝説定番「消える乗客」/教訓を読み取る心理

第六章 ハーメルンの笛吹き男
中世最大の都市伝説/一次資料に共通する数字/子供たちはなぜ消えた?
歴史は名字・地名と共にある/舞楽禁止の通り/コッペンとはどこか/増殖する笛吹き男

第七章 怪物ワンダーランド
吸血鬼伝説/世界中に伝わる人狼信仰/オオカミ男を信じる米兵
人狼を見分ける方法/魔女の名誉回復/タンザニアの魔女狩り

エピローグ

著者略歴

著:篠田 航一
1973年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。97年毎日新聞社入社。甲府支局、武蔵野支局を経て東京本社社会部で東京地検特捜部などを担当。ドイツ留学後、2011年から4年間、ベルリン特派員としてドイツの政治・社会情勢を取材。青森支局次長を経て17年からカイロ特派員。著書に『ナチスの財宝』(講談社現代新書)、共著に『独仏「原発」二つの選択』(筑摩選書)がある。

ISBN:9784582858822
出版社:平凡社
判型:新書
ページ数:200ページ
定価:760円(本体)
発行年月日:2018年06月
発売日:2018年06月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB