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平凡社新書 865

一神教とは何か

キリスト教、ユダヤ教、イスラームを知るために

著:小原 克博

紙版

内容紹介

唯一神を信じるキリスト教・ユダヤ教・イスラームが世界の政治・社会等に及ぼす重大な影響を、一神教に馴染み薄い読者に向けて解説。

目次

《目次》
はじめに
第一章 日本文化論としての一神教批判
 1 日本は寛容なのか
 2 日本文化から見た一神教
 3 「大きな物語」としての一神教
第二章 一神教の起源と展開──グローバル・アクターとしての一神教
 1 「一神教」とは何か
 2 多神教世界における一神教の誕生
 3 一神教の文明論的系譜
 4 現代における一神教の広がり
第三章 一神教の基本的な考え──何が同じで、何が違うのか
 1 創造論
 2 終末論
 3 偶像崇拝の禁止
第四章 一神教世界における戦争──戦争は不寛容の結果か
 1 戦争論の類型
 2 絶対平和主義
 3 正戦論
 4 聖戦論
 5 宗教多元社会における正義の模索
第五章 現代世界における課題──不寛容をいかに抑制するか
 1 世俗主義と原理主義
 2 政教分離
 3 犠牲の論理
おわりに──「寛容の文化」を育てていくために
引用文献一覧

著者略歴

著:小原 克博
1965年大阪生まれ。同志社大学大学院神学研究科博士課程修了。博士(神学)。キリスト教神学者・宗教学者。現在、同志社大学神学部教授。神学部長、良心学研究センター長。著書に『世界を読み解く「宗教」入門』(日本実業出版社)、『一神教とは何か』(平凡社新書)、『宗教のポリティクス』(晃洋書房)、『神のドラマトゥルギー』(教文館)、『人類の起源、宗教の誕生』(共著、平凡社新書)、『良心学入門』(共著、岩波書店)、『原理主義から世界の動きが見える』(共著、PHP新書)などがある。

ISBN:9784582858655
出版社:平凡社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2018年02月
発売日:2018年02月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRJ