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平凡社新書 826

落語に学ぶ大人の極意

著:稲田 和浩

紙版

内容紹介

友情から男女関係、ご近所付き合い、会社、お金のことまで。身近な落語の噺をもとに、大人のための粋な交際術を指南する。

目次

《目次》
まえがき
第一章 大人の友情
一、友達ってなんだ? ───「笠碁」
二、酒を飲むということ ───「酢豆腐」
三、ウマの合う奴 ───「長短」
四、信頼出来る友 ───「寛永三馬術」
五、生まれた時は別々だが、死ぬ時は別々 ───「粗忽長屋」
第二章 ご近所の交際術
一、防災、防犯、ご近所の連携 ───「二番煎じ」
二、ご近所トラブルには迅速な謝罪 ───「粗忽の釘」
三、大家さん今昔物語 ───「小言幸兵衛」
四、相互扶助の精神 ───「佃祭」
五、ご近所トラブル回避の秘訣 ───「風呂敷」
第三章 会社の人間関係
一、サラリーマンは「NO」と言うべき ───「愛宕山」
二、嫌な上司や同僚と仲良くなる方法 ───「不動坊」
三、豊臣秀吉に学ぶ部下の掌握術 ───「長短槍試合」
四、セクハラは何故いけないのか? ───「引越しの夢」
第四章 男女のいろいろ
一、女の口説き方・男の口説き方 ───「宮戸川」
二、嫉妬について ───「豊志賀」
三、不倫の対処法 ───「紙入れ」
四、亭主関白のすすめ ───「代り目」
第五章 大人の喧嘩術
一、江戸っ子は意外と喧嘩っ早くない ───「三方一両損」
二、仲裁は時の氏神 ───「胴乱の幸助」
三、堪忍袋の緒が切れる ───「赤穂義士伝~刃傷松乃廊下」
四、相手が強けりゃ逃げちゃえばいい ───「清水次郎長伝」
第六章 大人の謝罪術
一、真摯な謝罪 ───「猿後家」
二、ピンチを切り抜ける謝罪術 ───「出来心」
三、死んでお詫びを ───「文七元結」
四、許す心 ───「柳田格之進」
第七章 お金のお話
一、お金の貸し借り、信用ってなんだ? ───「掛取萬歳」
二、金儲けと友情 ───「花見酒」
三、兄弟でも金は他人 ───「ねずみ穴」
四、金は天下のまわりもの ───「持参金」
あとがき

著者略歴

著:稲田 和浩
1960年東京都生まれ。大衆芸能脚本家(日本脚本家連盟演芸部副部長)、作家、ライター、文京学院大学外国語学部非常勤講師(日本文化論、芸術学)。おもに落語、講談、浪曲などの脚本、喜劇の脚本、演出を手掛ける。著書に『食べる落語』(教育評論社)、『浪曲論』(彩流社)、『にっぽん芸能史』(映人社)、『そんな夢をあともう少し』(祥伝社文庫)、『落語に学ぶ大人の極意』『水滸伝に学ぶ組織のオキテ』『江戸落語で知る四季のご馳走』『江戸のいろごと』(以上、平凡社新書)などがある。

ISBN:9784582858266
出版社:平凡社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2016年10月
発売日:2016年10月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB