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平凡社新書 737

韓国語をいかに学ぶか

日本語話者のために

著:野間 秀樹

紙版

内容紹介

韓国語は学びやすい! 語順が似ている、使える場所も多い、論理的な構造もその理由の一つ。そんな学びのツボがピタリとわかる一冊。

目次

はじめに
第一章 韓国語=朝鮮語は学びたくなる言語である
一 韓国語を学ぶと、三つ嬉しい
二 文法の相似形
三 体験する言語
第二章 学び始めに──始め佳ければ日々是好日
一 始めは全ての半ばである
二 〈話されたことば〉にとって発音は全てである
第三章 言語から学ぶ──楽しみの座標を知る
一 文字と発音を学ぶ──文字の中に音があり、音の中に文字がある
二 語彙を学ぶ──方法の快楽
三 文法を学ぶ──その「文法」では話せない
四 表現を学ぶ──日本語に照らす
第四章 〈教える〉ことから〈学ぶ〉ことを見る──師よ、師たちよ!
一 教えてみよう──ことばが要る
二 先生は? 学校は?──こうなっている
三 日本における教室で
四 なぜ、何を、教師は学ばないといけないのか
五 言語教育よ、ことばについて考える時間たれ
第五章 学習書に学ぶ
一 優れた学習書とは? 優れた教科書とは?
二 入門書を選ぶ──それが人生を決める
三 中級への道、中級からの道
四 上級の沃野
第六章 他に照らし、自らを鍛え、共に在る
一 対照言語学的視座──母語から出発せよ・他を照らし自らを知る
二 共に在る私たち、共に在る言語
あとがき

◆日本語の五十音をハングルで書く
◆ハングル字母表 反切表
◆母音字母とその辞書順/終声の初声化
◆終声と終声字母

参考文献
索引

著者略歴

著:野間 秀樹
野間秀樹(のま ひでき):
言語学者、美術家。
東京外国語大学大学院教授、ソウル大学校韓国文化研究所特別研究員、国際教養大学客員教授、明治学院大学客員教授・特命教授などを歴任。
一般言語学、朝鮮言語学、日韓対照言語学、韓国語教育を中心に、音論、語彙論、文法論や言語存在論などの論著がある。
著書に『言語存在論』(東京大学出版会)、『言語 この希望に満ちたもの』(北海道大学出版会)、『 한국어 어휘와 문법의 상관구조 』(韓国語 語彙と文法の相関構造、ソウル、太学社、大韓民国学術院優秀学術図書に選定)、『韓国語をいかに学ぶか』(平凡社新書)、『日本語とハングル』(文春新書)、『新・至福の朝鮮語』(朝日出版社)など。
編著書に『韓国語教育論講座』(1-4巻、くろしお出版)、『韓国・朝鮮の知を読む』(クオン)、『韓国・朝鮮の美を読む』(共編、クオン)がある。
2005年大韓民国文化褒章受章。12年周時経学術賞(韓国)、14年パピルス賞受賞。本書で第22回アジア・太平洋賞大賞受賞。
韓国=朝鮮と日本、双方の血を嗣ぐ。

ISBN:9784582857375
出版社:平凡社
判型:新書
ページ数:376ページ
定価:980円(本体)
発行年月日:2014年06月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:CF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:CJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:2G