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挿絵画家 風間完

昭和文学を輝かせ、美人画を描き続けた人生

著:風間 研

紙版

内容紹介

五木寛之、松本清張、池波正太郎、司馬遼太郎 、向田邦子など、昭和を代表する作家の文芸作品の挿絵や装画を数多く手がけた人気画家、風間完の生涯の仕事とは。画家の長男であり、フランス文学研究者(法政大学名誉教授)である著者がひもとく。

本書の特徴は、風間完が描いた多様な作品をカラー図版33点、モノクロ図版41点と多数収録されていること。昭和文学を輝かせた、懐かしく美しい世界観を堪能することができる。

帯には風間完と縁が深かったふたりの人物、風刺画家の山田紳氏と作家の五木寛之氏に、推薦の言葉を寄せていただいた。

「人気挿絵画家の息子が父の画業を丁寧にたどっていく一冊。京都やゴルフ場、酒場で完さんと一緒に過ごした懐かしい日々が目に浮かぶ。山田紳」

「風間さんの美人画の特徴は、なんといっても気品があることだ。夜の世界の妖艶な美女の絵を描いても、どこか凜とした雰囲気があって俗っぽくならない。昭和の美人画の一つの成果といっていいと思う。五木寛之」

また、パリの街でスケッチする風間完を撮影したカバー写真は作家で写真家の宇田川悟氏によるものだ。

【目次】
まえがき
第一章 戦禍で過ごした青春??絵描きと戦争
第二章 パリ暮らし??野見山暁治さんや金山康喜さんとの日々
第三章 八丁堀で生まれた??「水の町」と「江戸っ子」と
第四章 「都落ち」して教師になる??東北の町での「出会い」
第五章 背中を押してくれた吉行淳之介さん??完さんの「友だち」その1
第六章 阿吽の呼吸、山口瞳さん??完さんの「友だち」その2
第七章 向田邦子さん??遅すぎた片思い
あとがき 
年譜と挿絵画家としての歩み

目次

まえがき
第一章 戦禍で過ごした青春——絵描きと戦争
第二章 パリ暮らし——野見山暁治さんや金山康喜さんとの日々
第三章 八丁堀で生まれた——「水の町」と「江戸っ子」と
第四章 「都落ち」して教師になる——東北の町での「出会い」
第五章 背中を押してくれた吉行淳之介さん——完さんの「友だち」その1
第六章 阿吽の呼吸、山口瞳さん——完さんの「友だち」その2
第七章 向田邦子さん——遅すぎた片思い
あとがき 
年譜と挿絵画家としての歩み

ISBN:9784582651232
出版社:平凡社
判型:A5変
ページ数:296ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA