フレーベル館文学の森 33
アゲイン
著:あんずゆき
絵:丹下京子
紙版
内容紹介
小6のアオイは、親友から「いつも人まかせだよね」と言われ、へこんでいた。父親のカレー店も感染症の影響で客が減り、席替えではクールでそっけないカンナの隣になり、さらに気持ちを暗くさせる。ある日、「フードバンクAGAIN」と書かれた建物の前でカンナに会い、引っぱられるように中に入ると、そこは食堂だった。しかも、タダで食べられるという。ここが「子ども食堂」で、カンナから家が貧乏だと打ち明けられたアオイは…。
◆貧困、フードロスは人ごとじゃない! 現代の社会問題を子ども目線で描く!
◆現実にあるフードバンクを舞台にした、リアルな創作読み物!
◆巻末に貧困・フードロス問題の解説付き! 読書感想文にも最適!
目次
1 わたしの事情
2 八神さん
3 ぐうぜん
4 子ども食堂
5 リュウヘイくん
6 店がヤバい
7 思いがけない話
8 セミのぬけがら
9 ボランティア
10 配達に行って
11 文字の力
12 わたしは、わたし
13 おむすびツリー