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フレーベル館ノンフィクション 4

響け、希望の音

東北ユースオーケストラからつながる未来

著:田中 宏和

紙版

内容紹介

「被災した子どもたちの音楽をすくいたい」音楽家・坂本龍一の願いから生まれた、東日本大震災の被災地の子どもたちで結成された「東北ユースオーケストラ」。希望の音色を全国に響かせてきたその歩みを追う。

目次

 口絵 1
 目次 18

●前奏曲 20
●第一楽章:東北ユースオーケストラが生まれるまで 23
 ・子どもの楽器をすくいたい 24
 ・「こどもの音楽再生基金」を立ちあげる 28
 ・「新しい方舟」での演奏会 36
 ・「東北ユースオーケストラ」発足 44
○間奏曲#1:大塚真理(福島県福島市)が体験した311と東北ユースオーケストラ 52
●第二楽章:はじめての演奏会にむかって 59
 ・さて、このオーケストラでなにをする? 60
 ・いざ、宮古島合宿へ! 69
 ・あこがれのコンサートホールをめざして 87
○間奏曲#2:三浦瑞穂(宮城県気仙沼市出身、パーカッション担当)が体験した311と東北ユースオーケストラ 108
●第三楽章:なんのために演奏するのだろう? 121
 ・有志演奏会とは 122
 ・ユウトの迷い 123
 ・すれちがう思い 133
 ・ふたつの正しさ、もうひとつの生き方 147
○間奏曲#3:菅野桃香(福島県浪江町出身、フルート担当)が体験した311と東北ユースオーケストラ 158
●第四楽章:つながるオーケストラへ 167
 ・全国とつながる、熊本とつながる 168
 ・未来につながる 182
 
 コーダ 〜「津波ピアノ」のその後 202
 あとがき 203
 東北ユースオーケストラ 定期演奏会のあゆみ 206


 

著者略歴

著:田中 宏和
著/田中宏和(たなか・ひろかず)
1969年京都市木屋町出身。コミュニケーション・ディレクター。ライター。同姓同名収集家にして一般社団法人「田中宏和の会」代表理事。一般社団法人東北ユースオーケストラ事務局長。渋谷のラジオ・番組プロデューサー。広告会社に勤務し、さまざまな広告、キャンペーン、プロジェクトの企画をおこなうかたわら、1994年よりはじめた田中宏和運動で、同一性と偶然性をめぐる哲学研究を行う。著書に『田中宏和さん』(リーダーズノート)、編著に『くらしのこよみ 七十二の季節と旬をたのしむ歳時記』(平凡社)、『ニッポンを議論しよう。』(フォーラム21 梅下村塾27期生/丸善プラネット)など。
※本書の印税相当額は、一般社団法人東北ユースオーケストラの活動費に充てられます。

ISBN:9784577049303
出版社:フレーベル館
判型:4-6
ページ数:210ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年12月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNC