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人類前史 失われた文明の鍵はアメリカ大陸にあった 上

原案:グラハム・ハンコック
訳:大地 舜
訳:榊原 美奈子

紙版

内容紹介

日本だけで書籍・文庫合わせ400万部以上、世界中で700万部を超える世紀のベストセラーとなった『神々の指紋』から25年。四半世紀に及ぶグラハム・ハンコックの「失われた人類史」への探求の「最終回答」がここに──。

人類のアメリカ大陸到達は1万3000年前だった──。
こうした人類史の「常識」が相次ぐ新発見や最新研究により覆され、実は13万年前から人類が南北アメリカ大陸に存在したことが明らかになってきている。しかし、そこにはさらに驚くべき真実が眠っていた!
南北アメリカ大陸から、旧世界(ユーラシア大陸)やオーストララシア(オーストラリアからニューギニアにかけての領域まで、大洋を渡って広がった先史文明。その存在を指し示す数々の遺跡が次々と発見されている。
さらに、そこまで繁栄した先史文明を一瞬で焼き尽くし、破壊した恐るべき「天からの災厄」の痕跡や、かろうじて生き延びた人々が我々の先祖に伝えた伝承が、遥か遠く離れたエジプトと北米大陸で伝えられていた!
数々の「動かぬ証拠」を繋ぎ合わせていった先に、ハンコックが見出した失われた壮大な人類文明の実像とは──、まるで上質なミステリー小説のように、次々と謎が解き明かされていく様は、まさにグラハム・ハンコックの総決算ともいうべき傑作!

上巻では、ハンコックの旅は米・オハイオ州にある大蛇型の墳丘「サーペントマウンド」から始まる。この謎の遺跡を遺した人々は誰だったのか? そして、最初にアメリカ大陸に到達した人々は誰だったのか? 数々の考古学上の新発見や、専門家たちに取材を重ね、「最初のアメリカ人」という考古学上のミステリーに迫ってゆく。
 さらに、探求の旅は海を越えシベリアへ。近年注目されている謎の古代人類・デニソワ人の痕跡を求め、シベリア奥地へと進むハンコック一行。このデニソワ人のDNAが、遠く離れた北米大陸、さらには南米のアマゾン奥地やオーストラリアのアボリジニにまで見つかる謎を追い、再び海を越え、今度はアマゾンの熱帯雨林へと踏み込む。
 そこで見つかったのは、アマゾンそのものが、土壌や植生に至るまで人の手によって生み出されたものという衝撃の事実! さらに、ほとんど研究が手つかずの巨大構造物や、幻覚性植物の使用、遠くアマゾンと北米大陸や古代エジプトにまで共通する幾何学のモチーフや伝承と、背後に何らかの先史文明の存在を匂わす、数々の証拠を直面していく──(以下下巻へ続く)。

著者略歴

原案:グラハム・ハンコック
イギリス出身。元『エコノミスト』特派員。国際的なノンフィクション・ベストセラーの著者。主な著書は『神々の指紋』、『創世の守護神』、『神々の世界』(共に小学館文庫)、『天の鏡』(翔泳社)、『異次元の刻印』(バジリコ)、『神々の魔術』(KADOKAWA)など。冒険小説には『リアとレオーニ・時空を超えた姉妹』(講談社)、『WAR GOD』がある。彼の著作は30ヶ国語以上で翻訳され、世界中で700万部以上売れている。有名なテレビ・シリーズ『Quest for the Lost Civilization and Flooded Kingdoms of the Ice Age』をはじめ公開講演、ラジオ・テレビ出演も多数。WEBでも数千万人の視聴者を捉え存在感を示している。また、型にとらわれない思想家として知られるハンコックは、人類の過去や私たちの現在の苦境について、共感を呼ぶ疑問を投げかけている。
訳:大地 舜
翻訳家・作家。青山学院大学卒。主な訳書に『神々の指紋』(小学館文庫)、『神々の魔術』(KADOKAWA)、『魔法の糸』(実務教育出版)、『夢をかなえる一番よい方法』(PHP研究所)、『誰が世界を支配しているのか?』(双葉社)など多数。主な著書は『沈黙の神殿』(PHP研究所)。
Website:www.shundaichi.com
特定非営利活動法人Sing Out Asia理事。YouTubeで「WOOW」を主宰。
訳:榊原 美奈子
静岡県生まれ。上智大学英文科卒。『彗星への旅』(PHP研究所)、『タリズマン』(竹書房)、『神々の世界』(小学館)、『ホワイトハウスの赤裸々な人たち』(講談社)等の調査担当・翻訳アシスタントを経て、『誰が世界を支配しているのか?』(双葉社)を共訳。映像翻訳も手がける。

ISBN:9784575315806
出版社:双葉社
判型:4-6
ページ数:504ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB