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トドラーの心理学

1・2・3歳児の情緒的体験と親子の関係性援助を考える

著:アリシア・F・リーバーマン
監:青木 紀久代
監:西澤 奈穂子

紙版

内容紹介

自立したい、でも甘えたい。そんな1~3歳の子どもとの生活は親にとって苦労の連続。この時期の心の発達を豊富な研究結果をもとに解説し、よりよい親子関係の構築へと導く。

目次

第1章 人生早期の関係が子どもの心に大切なわけ

第2章 トドラーって何?
 脳の発達は何によって決まる?
 世界を発見する
 自分の体を発見する
 心の仕組みを発見する

第3章 親子が挑むさまざまな試練
 親が体験する事柄
 安全基地を妨げるもの
 安全基地からパートナーシップへ
 パートナーシップを促すには

第4章 気質の問題
 気質のタイプ
 気質の社会化

第5章 活動性の高いトドラー――猛スピードで突き進む子
 安全基地から探索へ
 活動性の高いトドラーの動きと言葉
 気質とパートナーシップについての覚え書き
 活動性の高い子どもとの暮らし

第6章 適応がゆっくりなトドラー――時間が必要な子
 適応がゆっくりな気質のプロフィール
 適応がゆっくりな子どもが、ありのままの自分を楽しめるように

第7章 人生早期に見られる不安
 早期の不安はどこから来るか
 トドラー期の不安
 対処可能な不安とは
 不安の克服と遊び
 持続的で強い不安
 情緒的な安定感を育むために

第8章 さまざまな問題
 分離不安
 トイレトレーニング
 眠りに関する困難
 食べることに関する困難
 きょうだい間のライバル意識
 夫婦間の不和
 トラウマとなる出来事が起きたとき
 「しつけ」は本当に必要?
 社会の変化に対応するには――スクリーンタイムについて

第9章 親が離婚することになったら
 離婚――安全基地が揺らぐとき
 トドラーはどこまで理解している?
 離婚した母親の状況
 離婚した父親の状況
 「生きた子どもを二つに引き裂く」
 子どもの養育に関する理想的な取り決めとは

第10章 トドラーにとっての保育体験
 保育への移行――「バイバイ」するとき
 預けられて過ごす一日
 「おかえり」の瞬間――再会の喜びとストレス
 親と保育者との関係
 問題を示すサイン
 保育が情緒面にもたらす効果と影響
 質の良い保育選び
 保育の質は重要?
 現在の保育に見られる社会的現実

結論 そばにいつつ、手放すこと

監訳者あとがき
 子どもの激しい情動体験を豊かな情緒体験に変える魔法を知る(青木紀久代)
 アリシア・リーバーマン博士とサンフランシスコ・ベイエリアの乳幼児メンタルヘルス(西澤奈穂子)

ISBN:9784571240966
出版社:福村出版
判型:A5
ページ数:370ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JNG