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PHP新書

愛の絵

著:中野 京子

紙版

内容紹介

名画に込められた、あふれる感情の波。
ドラマチックな愛と、幸福への欲求は不変――
画家たちは描かずにいられなかった。
一目惚れ、狂恋、嫉妬、快楽、死への誘い……これもまた、愛なのか。

西洋美術の歴史を通じて重要なテーマだった愛は、各時代、さまざまな形で表現され続けている。
当時の風俗、文学、神話、旧約聖書などから題材がとられ、画家のインスピレーションを刺激して芸術の価値を高めてきた。
時代が移っても変わらない、人間が抱く欲求や希望。ロマンチックな空想や情熱的なものだけではないその感情は、喜び、幸福、満足感をもたらして人々を惹きつける。派生して、呪いや嫉妬、怒りも。愛とはなにか、を考えさせられる作品52点をフルカラーで解説。

[本書の構成]
第1章 甘美な恋への憧れ
第2章 そして、狂気へ
第3章 子どもをめぐる愛
第4章 運命の絆

著者略歴

著:中野 京子
北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍。著書に『怖い絵』シリーズ(角川文庫)、『ハプスブルク家 12の物語』(光文社新書)、『美貌のひと』『美貌のひと2』(以上、PHP新書)、『異形のものたち』(NHK出版新書)、『災厄の絵画史』(日経プレミアムシリーズ)、『新版 中野京子の西洋奇譚』(中公新書ラクレ)など多数。

ISBN:9784569856131
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:208ページ
定価:1100円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1D