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PHP新書

三大中国病

天命思想・科挙・礼教

著:石 平

紙版

内容紹介

反乱防止のための天命思想、科挙、礼教が現代中国の民主化を阻む!
感染を免れた日本は、江戸時代からすでに先進国!

中国と日本は隣国でありながら、その歴史は真逆といっていいほど違う。その根本的な理由は何なのか?
実はその背景に中国の三大病といえる、天命思想・科挙・礼教がある。政治の安定を狙って導入したこれらが、易姓革命を繰り返させ、学問の幅を狭め、中国女性に地獄の苦しみを与えた。日本は、漢字、仏教、律令など、大陸から多くを導入したが、この3つだけは、受け入れなかった。
この判断がアジアで最も早く日本を近代化に導き、反対に中国の近代化の足かせになったと著者は語る。
現代中国も抜け出せない中国を覆う病の正体に迫る。

第1章 日本はどうやって中国流暴君政治と易姓革命の蟻地獄から自由になれたのか?
第2章 科挙制度を拒否した日本――江戸時代の文化繁栄と近代化の鼓動
第3章 「野蛮の明清時代」と「文明の江戸時代」の違いはどこから来たか
終 章――今でも「皇帝政治」と「易姓革命」から脱出できない中国の悲哀

著者略歴

著:石 平
評論家。1962年、中国四川省成都生まれ。北京大学哲学部卒業。四川大学哲学部講師を経て、88年に来日。95年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務ののち、評論活動へ。2007年、日本に帰化する。『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書) で、第23回山本七平賞受賞。『そして中国は戦争と動乱の時代に突入する』『断末魔の習近平政権』(以上、ビジネス社)、『中国 vs. 世界 最終戦争論』(清談社Publico)、『習近平 独裁王朝に待つ悲惨な末路』(宝島社)など著書多数。

ISBN:9784569854441
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:216ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2023年04月
発売日:2023年04月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPC