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PHP新書

預けたお金が紙くずになる

著:津田 倫男

紙版

内容紹介

インフレを意図的に起こした過去の事例では、悲惨な結果を招いたものが数多くある。第一次世界大戦後のドイツが最たるもので、かつてのドイツの中央銀行(ブンデスバンク)、そして今日の欧州中央銀行(ECB)がインフレを怖れる原点になっているほどだ。▼インフレが嵩じて円の通貨価値が下がる過程で、日銀はどのように関与し、その強い影響下にある市中銀行や民間金融機関はどうなるのか。▼そして銀行の将来像が私たち個人や企業(特に中小企業)にどのように影響してくるかを考察する。▼内容例を挙げると、◎銀行が「国債」で損を出す理由 ◎バーゼルIIIが引き金となる ◎庶民が安心して付き合える銀行の基準 ◎日本には一地域三行、日本全体で二十行もあれば十分等々▼また著者自身が数行の銀行を渡り歩いた経験から、銀行員の奇妙な資質も問題視する。▼意図的なインフレが引き起こす未来、そしてミニバンクの淘汰……資産を溶かさないためにも必読の一冊。

ISBN:9784569812212
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:208ページ
定価:760円(本体)
発行年月日:2013年05月
発売日:2013年05月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF