三洋電機よ、永遠なれ!
「ソフトエナジー」に賭けた夢
著:井植 敏
著:片山 修
紙版
内容紹介
戦後の混乱期に創業した三洋電機が最初に手がけたのは自転車用発電ランプ。その後、いち早く電池の開発に力を入れ、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、アモルファス太陽電池、『eneloop』と次々に新商品を市場に投入、「電池の三洋」といわれるに至る。その三洋電機がなぜパナソニックとの合併を余儀なくされたのか。▼本書は、創業者の息子であり、元CEOとして三洋電機の黄金時代を築いた著者が、自らの半生を振り返りつつ、「反省」と「後悔」を率直に語るとともに、日本の未来に「夢」と「希望」を託した書。▼「なぜ野中ともよ氏を会長にしたのか」「副社長人事で大失敗した」「痛恨の石油ファンヒーター事故」「番頭も名参謀もいなかった」「サムスンに負けた理由は人づくりの差」等々、企業が陥るワナも明らかに。▼また、いまは高齢化が進む淡路島の活性化に人生を懸けており、その活動は経営を離れたあとの生き方の参考になるだろう。