一隅(いちぐう)を照らす生き方
著:神渡 良平
紙版
内容紹介
「天に棄物(きぶつ)なし」という言葉がある。▼人間の目からは失敗したように見えたり、ツイていないと思える出来事であっても、天にとっては何一つ棄てたものではない。天は、そうした出来事を通して、私たちに大切なことに気づかせ、実りある人生へと導いてくれている。▼だから、どんな人生にも意味があるのである。▼▼本書は、有名無名を問わず、それぞれの持ち場で人生の最善を尽くし、キラリと生命を輝かせた人たちを、19の話にまとめたものである。▼「人の心に塔を建てよ」高田好胤師の言葉で人生が変わった笠川慶道さん。▼鍵山秀三郎氏との出会いで、経営方針が一変した伊藤信幸さん。▼妥協を知らないカリスマ左官・挾土秀平さん。▼……一つの道に徹し、一つの灯火をともし続けた人たち。ささやかな一灯ではあっても、やがて周囲を明るく照らしてゆく姿は、読む人に生きる勇気と、人生を100%生かす活力を与えてくれる。