インディペンデンス・デイ
著:原田 マハ
紙版
内容紹介
閉塞した日常、退屈な仕事、つまらない男、結婚への焦燥……。▼でも――。▼顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。▼親元から離れたい娘、スキャンダルに巻き込まれたニュース・キャスター、他人の幸せを見送る結婚式場で働く女性、夢にもがき、恋に悩む……様々な境遇に身を置いた女性たちの逡巡、苦悩、決断を丁寧に切り取り描いた連作短篇集。▼大人になって、知ってしまった。▼社会に出て、知ってしまった。人生甘くないし、不公平だな、理不尽だな、ってことが、たくさんある。いやになるくらい、落ち込んだり、あせったり、つまずいたり……。▼でも、学んだことだってある。人生に潔く向き合う気持ちがあれば、遠くまで歩いていけるんじゃないかな。ふと振り返ると、ずいぶん歩いたな、という日がきっとくる。大切なのは、「潔く向き合う気持ち」を忘れないこと。▼読むほどに、元気になって、視線もグッと上がる1冊。