真田幸村の生涯
著:秋月 達郎
紙版
内容紹介
慶長20年の大坂夏の陣のおり、「狙うは家康の白髪首ひとつ」という悲壮な叫びとともに吶喊して果てた真田幸村。真田兵は、家康本陣をさんざんに突き崩し、「真田日本一の兵」と称えられた。真田幸村の生涯は、「家康本陣めがけて吶喊した」という、ただこの一点に尽きるのだ。▼では、なぜ幸村は人生の最期に、命懸けで家康に挑んだのか? なぜ降伏して生き残る道を選ばなかったのか?▼本書では、真田家の六紋銭と赤備えの意味、真田丸の謎を解き明かし、この真田幸村の「最後の突撃」を鮮やかに描き出す。幸村には、功名や意地のためではなく、明確な理由があったのだ!▼若くして武田家滅亡を経験し、人質として、敗軍の将として長年苦しんできた幸村。祖父・幸隆、父・昌幸、主君・武田信玄の遺志を一心に背負い、華々しく散った男の姿に、感動と興奮を覚える衝撃の歴史ロマン!