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抄訳 ローマ建国史 上

著:リヴィウス
編訳:北村 良和

紙版

内容紹介

日本人にとって「ローマ史」といえばまずはエドワード・ギボンの「ローマ帝国衰亡史」になるのだろう。しかしローマ建国以来の膨大な歴史の記録を残した書物は、他にもある。海外では多くの研究成果が見られるリヴィウス「ローマ建国史」である。本書は「ローマ」を熟知するうえで欠かせない書物といっていい。過去に私家版にて、現存するその膨大な記録の全訳を試みた市井の学者の執念によって、この抄訳本はようやく完成した。できるかぎり原書に忠実に翻訳を試みつつも、現代の日本人にはわかりにくい内容については省略をし、要約をし、訳注を施しと、さまざまな手法をもちいて、読者が「わかる」内容にすることを大命題としたのが、この翻訳書である。上巻においては、ロムルス建国から共和制の初期の歴史が中心となる。読者の便宜を考え、官職の年表も付した。本書に刻まれた膨大な記録、激動の歴史を舞台にした、極上の人間ドラマをぜひ味読いただきたい。

ISBN:9784569771694
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:568ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2010年09月
発売日:2010年09月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHDA