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PHP新書

ハイエク 知識社会の自由主義

著:池田 信夫

紙版

内容紹介

世界は不平等と不正と混沌に満ちているが、「賢明な政府」が指導すれば、世界は今よりもよくなるのだろうか? ハイエクが半世紀以上前に論破していた。「不完全な知識にもとづいて生まれ、つねに進化を続ける秩序が、あらゆる合理的な計画をしのぐ」のである。▼本書では、市場経済を全面的に信頼したハイエクの思想の今日的意義を明らかにする。一九三〇年代、ほとんど一人で社会主義・ケインズ主義に挑戦したハイエクは、サッチャー、レーガン政権が成功したことで、経済学だけではなく、世界のあり方をも変えた。また彼の思想は、現在の脳科学、法体系、知的財産権、インターネットを理解する鍵を、私たちに与えてくれるのだ。現実がハイエクに追いつくには二〇世紀末までかかった。半世紀を経て、彼の思想は、新しい社会秩序のあり方を考える羅針盤として、いま不動の位置を占める。 

目次

●第一章 帝国末期のウィーン ●第二章 ハイエク対ケインズ ●第三章 社会主義との闘い ●第四章 自律分散の思想 ●第五章 合理主義への反逆 ●第六章 自由主義の経済政策 ●第七章 自生的秩序の進化 ●第八章 自由な社会のルール ●第九章 二一世紀のハイエク

ISBN:9784569699912
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:208ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2008年08月
発売日:2008年08月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA