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山本七平の叡智(えいち)

日本人を理解する75の視点

著:谷沢 永一

紙版

内容紹介

思想家・山本七平氏の仕事を総称して「山本学」(あるいは「山本日本学」)といわれ、そのめざすところは日本人論であった。「日本人の心性――日本人のものの考え方、感じ方、見方にはどのような特徴があるのか」「日本人が群れ集っている日本人社会は、いかなる見えざる原理で動いているのか」「その日本人社会の運行原理に対処するにはどうすればよいのか」――それが山本学の中心課題であった、と著者は説く。▼著者は続けて、「日本人論の次元で彼が見出したところは比類なく深かった。日本人社会の特性の実に多くが、彼によってはじめて見出された。山本七平の著作を読むことによって、たぶんほとんどの人が、日本人社会に生きてゆくコツを会得できる」と語る。そこで、昭和45年から62年までの山本七平氏の著作32冊から、急所と見られる75箇条を引き出し、山本学の大筋を読者に提示したのが本書である。「山本日本学」の真髄を説いた名著の復刻版。

目次

●第一章 新しい日本人論の確立 ●第二章 日本的思想の核を探る ●第三章 貞永式目をめぐって ●第四章 日本的社会と人間関係の原理 ●第五章 日本軍と戦争責任 ●第六章 現代社会への直言 ●第七章 処世の智恵・偉人たちの教え

ISBN:9784569693460
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:320ページ
定価:950円(本体)
発行年月日:2007年08月
発売日:2007年08月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB