イラスト図解 古事記
神がみの物語
現代語訳:三浦 佑之
編:PHP研究所
紙版
内容紹介
天の岩屋にこもってしまった日の神アマテラスを太鼓や踊りで外に引き出す、八つの頭をもった大蛇ヤマタノヲロチを退治するスサノヲ、皮をはがれたイナバのシロウサギ……。これらは今に残る日本最古の歴史書『古事記』に出てくるお話です。『古事記』は日本がどのように誕生したかを伝える歴史書ですが、天地の始まりや神がみの誕生だけでなく、神がみの愛憎や葛藤が描かれている壮大な神話です。神がみも人と同じように怒ったり、泣いたり、愛し合ったりします。本書は、そうした神がみの物語を、迫力のある幻想的な絵とわかりやすい言葉で紹介しています。また、文章は神がみのことをよく知るおじいさんが、子どもたちに語り聞かせるという表現になっています。小学校高学年以上向きですが、絵がたくさんあるので、幼い子どもたちには絵本のように大人が読み聞かせることもできます。耳で聞き、絵を見ながら、遠い昔の神がみのことが想像できる一冊です。
目次
●大地の誕生といのちの始まり ●天の浮橋 ●イザナキ・イザナミ ●イザナミの死 ●黄泉の国へ行くイザナキ ●追われ逃げるイザナキ ●アマテラス誕生 ●猛り狂うスサノヲ ●むき立つ姉と弟 ●天の岩屋に籠もったアマテラス 他