ひなたむらのしんまいおまわりさん
作:すとう あさえ
絵:上條 滝子
紙版
内容紹介
ひなたむらで大きくなったくにさんが、新米おまわりさんになりました。村のみんなは、くにさんのことを子どもの頃からよく知っています。「りっぱなおまわりさんになったこと…」とおいもを届けにきたおばさんも言いました。▼天気のいい日曜日、くにさんはいつものように自転車に乗って、パトロールにでかけました。すると、大銀杏の木の近くで子どもたちが集まっています。どうやら、見知らぬ女の子が道に迷ってしまったようです。女の子は丘の上にあるおばあちゃんの家に行く途中だと、涙を流しながら答えました。そこで、くにさんと子どもたちは、女の子を連れて、丘を目指して出発しました。▼道の途中、草笛を吹いたり、くりのスプーンを作ったり、はっぱのシャワーで遊びました。くにさんは、おまわりさんの仕事を忘れて遊びに夢中です。秋の草花で遊んだ後は、おやつにおいしいやまぶどうを食べました。▼あたたかい秋の色が、画面いっぱいに広がる一冊です。