あたらしい星へ
作・絵：前川 康男
紙版
内容紹介
新一は、お祭りの日に“鳥怪人”のお面を買いました。それは、かぶると特別な力が出る、不思議なお面だったのです。ある日、「人間が住むことができるあたらしい星が発見された」というニュースが新一の家に舞い込んできました。ただし、行けるのは、抽選で当たった一家族だけ。抽選会には、“鳥怪人”のお面をかぶった新一が行くことになりました。すると…新一は、お面の力で見事当たりくじを引くことができました。こうして新一の家族が、日本の代表として、あたらしい星へ行くことに決まりました。しかし、出発が迫ってきたある日、おばあちゃんがこんなことを言い出しました。「あたし、星へ行くのやめるわ」すると、他のみんなも次々と星へ行くのをやめると言い出したのです…。▼数々の児童文学作品を手がけてきた前川康男氏の遺作となるこの作品には、私たちに伝えたかった思いがたくさん詰まっています。著者自ら描いた味わいのあるイラストも必見です。
