PHP愛と希望のノンフィクション 第3期 5
大地に地雷はにあわない
対人地雷禁止をうったえるクリス・ムーンと子どもたち
作:今関 信子
絵:宮﨑 耕平
紙版
内容紹介
長野五輪で、聖火リレー最終ランナーを務めたクリス・ムーン。義手義足で走る彼の生き方を伝えると共に、悪魔の兵器・地雷の悲惨さを訴える。 クリス・ムーン氏は、元英国軍将校で、NGOの一員としてモザンビークで地雷の撤去作業中に片手、片足を失った。そんな悲惨な事故に遭いながらもそれに屈することなく、義足でマラソンをするまでにハンディを克服してゆく。事故後1年しないうちに、世界平和のため、地雷廃絶を訴えるため、世界中のマラソンに参加し地雷の恐ろしさとそこに住む人々の現状を全身で訴えている。 そして日本でも、長野五輪をきっかけに長野の小学生が、地雷の被害にあっているボスニア・ヘルツェゴビナの子どもとの交流を通して理解を深めている姿を追う。 日本ではまだよく知られていない地雷について、世界の背景・現状・廃絶運動の大切さなど十分理解できる一冊。 売上げの一部が、地雷撤去活動に寄付される。