PHP文庫
日露戦争物語 6
海外渡航篇
著:江川 達也
紙版
内容紹介
明治26年、秋山真之は日本海軍がアームストロング社から購入した軍艦、「吉野」を受け取りに行く回航員となり、イギリスに旅立った。大英博物館を訪れた真之は、そこで意外な人物と再会する。その男の名は南方熊楠。真之とは8年ぶりの再会であった。熊楠は、19歳で日本を離れ、白人の強烈な人種差別に屈せず戦い続け、貧困の中、様々な研究に没頭していたのだ。馬小屋に住む小汚い東洋人・南方熊楠の論文は、世界一流の科学誌『ネイチャー』に掲載され、ヨーロッパの知の頂点・イギリス学会で一躍有名になり、大英博物館の正規会員にまで推薦されるまでになったのだが……激動の明治時代初期、それは後の傑物たちが頭角を現し始める時代でもあった──強大な力を持つ西洋列強諸国と対峙せざるを得ない状況で、その力を発揮し始める若者たちを描く明治の青春群像!! 大好評文庫版、待望の第六巻!!
ISBN:9784569674452
。出版社:PHP研究所
。判型:文庫
。ページ数:320ページ
。定価:648円(本体)
。発行年月日:2010年05月
。発売日:2010年05月14日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA。