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PHP文庫

医者が患者をだますとき

著:ロバート・メンデルソン
訳:弓場 隆

紙版

内容紹介

現場の医師が、問題と矛盾に満ちた現代医学を厳しく批判して全米ベストセラーとなった本書。診察から各種の検査、薬の処方、手術、入院、医者の習性から医学教育にいたるまで、患者の知らない問題点が痛烈なユーモアをこめて明かされる。▼「現在の医療のそもそも9割が不要な治療だ」「健康診断は儀式である」「病気の基準は医者がつくっている」「なぜこんなに多くの薬が処方されるのか」「医者が仕事をしないと病人が減る」「大学病院への幻想から目覚めよう」「出産も老いも病気ではない」「子宮摘出手術の大半は不要」「予防医学は本当に病気を予防しているのか」「医者は病気ばかりを考え、健康とは何かをわかっていない」……など、患者の立場に立った貴重な指摘が満載の1冊。▼アメリカのデータが元になっていますが、現在もなお医学の底流に存在し続けている根本的な問題の構図を指摘するもので、現在の日本においても示唆に富んだ内容となっています。

目次

●告白 ●はじめに 治療は病気よりもひどい ●第1章 医者が患者を診察するとき ●第2章 医者が薬を処方するとき ●第3章 医者がメスを握るとき ●第4章 病院にいると病気になる ●第5章 医者が家族にかかわるとき ●第6章 死の医学 ●第7章 医者のあきれた実態 ●第8章 予防医学という名の魔物 ●第9章 新しい医学 ●おわりに 新しい医者を求めて 

ISBN:9784569670164
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:288ページ
定価:629円(本体)
発行年月日:2008年04月
発売日:2008年04月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD