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PHP文庫

杉浦日向子の江戸塾

著:杉浦 日向子

紙版

内容紹介

江戸をこよなく愛し、漫画やエッセイなど数々の話題作を遺して現世を駆け抜けていった杉浦日向子。本書は、その杉浦日向子が、六人の仲間とともに、魅惑の都市・江戸とそこに住む人々の魅力を語った、究極の江戸案内である。▼北方謙三氏とは、カッコいい男たち、化粧とファッション、そして色恋の話、宮部みゆき氏とは、食と酒、旅と信仰の話、山崎洋子氏、田中優子氏とは、たくましく生きる女たちの話、石川英輔氏とは、技術と遊びごころの話、高橋義夫氏とは、暮らしと風俗の話。▼「熊さん、八っあんも、銀しゃり食って、朝から酒を飲んでいた」「ご飯を炊くのは男の役目」「鰻屋の離れがデートスポット」「江戸は間男が多かった」など、目からウロコの一言に、対談者は絶句。聞き手の巧みな質問に誘われて、江戸の「なぜ」が次々明らかになる、「日向子ワールド」全開の対談集。単行本未収録の1本も掲載。「文庫化に寄せて」は、杉浦日向子を師匠と慕い、二番弟子を自認する宮部みゆき氏。

目次

●第一章 食&酒(宮部みゆき&北方謙三) ――銀しゃり食って、酒は甘口 ●第二章 化粧&ファッション(北方謙三) ――渋めで勝負、赤で決める ●第三章 男たち(北方謙三) ――鳶の頭、力士、与力がカッコいい ●第四章 女たち(山崎洋子&田中優子) ――かかあは床の間に飾る「山の神」 ●第五章 恋&愛(北方謙三) ――色事は、四十からがおもしろい ●第六章 旅&信仰(宮部みゆき) ――お祈り三昧の日常生活 ●第七章 遊びごころ(石川英輔) ――金儲けは二の次、三の次 ●第八章 暮らし(高橋義夫) ――「半七」がたたずんだ町 

ISBN:9784569666327
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:272ページ
定価:590円(本体)
発行年月日:2006年05月
発売日:2006年05月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ