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PHP文庫

江戸が息づく古典落語50席

著:柳家 権太楼

紙版

内容紹介

八代目桂文楽とともに、昭和の名人と呼ばれ、落語ワールドの住人そのままの生き方をしたような五代目古今亭志ん生がこの世を去ってから、今年でちょうど二十五年。四半世紀を過ぎたというのに、いまだCDの売上はトップの座を譲らない。また一方で、若手の個性派が次々と真打ちになり、寄席やホール落語に足を運ぶ若い女性が増えているとも聞く。▼こうした現象をみると、いま、何度目かの落語ブームが訪れているといえよう。▼本書の著者、三代目柳家権太楼は、人間国宝柳家小さん門下の実力派。芸、体力、気力ともに充実期を迎えている、現在もっとも聞き応えのある落語家の一人だ。その彼自らが、数百あると言われる噺の中から名作中の名作を五十席厳選し、その聞き所とプロならではの蘊蓄を、梗概とともに紹介したのが、本書だ。演じ手が解説したこの種の本は、ありそうでなかなかないもの。実力派が明かす噺のテーマは、鑑賞の助けになることは間違いない。

目次

●正月の巻 ●春の巻 ●夏の巻 ●秋の巻 ●冬の巻 ●暮の巻

ISBN:9784569663029
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:240ページ
定価:514円(本体)
発行年月日:2005年02月
発売日:2005年02月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX