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PHP文庫

宮脇檀の「いい家」の本

著:宮脇 檀

紙版

内容紹介

マイホームは、一生でいちばん大きな買い物だ。頭金をためてローンをくみ、退職時まで返済し続ける。これが普通の姿。即金でぽんと買ってしまうなどというのは、ほんの一握りの人だけだ。▼それだけに、窓は出窓だ、吹き抜けが欲しい、風呂はジャグジーとマイホームにはさまざまな夢を託したくなるのが人情というもの。しかし、家族構成、土地の広さ、予算など制約条件がこれほど多い買い物もない。▼結局は、制約条件内で最大の妥協をすることになるのだろう。が、そもそも「家」とは何なのか、その根本問題から考えようと提案するのが、住宅建築一筋に32年、いくつもの住宅を設計してきた著者の宮脇氏である。▼宮脇氏に言わせれば、「家は道具」。道具であるからには、見かけの良さではなく、使い勝手の良さを、まず追求すべきという。もう建ててしまったという人でも、「家」とは何かを考えて見て欲しい。そうするところに家庭の幸福も見えてくるのだろう。

目次

●序章 家は何のために ●第1章 不可思議な部屋たち―実感が欠落した部屋 ●第2章 男と女が住む家は―男が放棄した“女の家” ●第3章 街に住もう―なぜわたしたちは郊外に住んでいるのか ●第4章 旅で出会った街並み―風景は人がつくる ●第5章 美しい街並みをつくろう―美しい街はできる 

ISBN:9784569662480
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:352ページ
定価:571円(本体)
発行年月日:2004年08月
発売日:2004年08月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WJK