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PHP文庫

よくわかる般若心経

二七六字の本当の意味が見えてくる

著:岡野 守也

紙版

内容紹介

「空」とは何か。「無」とは何か。仏教の教えのエッセンスともいうべき『般若心経』は、この「空」と「無」の意味をわずか二七六字で簡潔に説いた、千数百年前から伝わる日本人にもっとも馴染み深い経典です。▼本書は、自己流の座禅を続けるなどして『般若心経』の意味をとことん追求した著者が、自身の体験を例にしながら、『般若心経』の真髄をわかりやすく解説します。「それだけでいつまでもあるものはない」「空と空しいはこうちがう」「どうすれば苦しみがなくなるか」「人間も空である」「心はどんな順にさわやかになるか」など、難しい言葉を使わず、『般若心経』を学ぶ人が抱きやすい疑問を徹底的に追求しています。その結果、目の前が開けてくるだけでなく、日本の精神的な伝統も実感できるようになるのです。▼『般若心経』の真髄ともいえる「空」と「無」の思想が、体に染み込むようにすっと理解できる、絶好の入門書。▼『わかる般若心経』を改題。

目次

●序章 「空」はなぜわからないか ●第1章 般若心経の組み立て ●第2章 観音さまの智慧の言葉 ●第3章 それだけでいつまでもあるものはない ●第4章 「それ自身」というものはない ●第5章 宇宙があるから花が咲く ●第6章 「空」と「空しい」はこうちがう ●第7章 「空」とは実体がないこと ●第8章 宇宙と私の関係 ●第9章 ないないづくしの始まり ●第10章 ないないづくしは条件つき ●第11章 眼もない耳もない……何もない? ●第12章 お釈迦さまの教えもない1――十二縁起 ●第13章 お釈迦さまの教えもない2――四諦1 ●第14章 お釈迦さまの教えもない3――四諦2 ●第15章 心はどんな順に爽やかになるか ●第16章 目覚めつつある人 ●第17章 目覚めきった人 ●第18章 まとめていうと ●第19章 般若心経は唱えるもの ●第20章 いっさいの苦しみがなくなる? ●第21章 般若心経の使い方 ●第22章 わかって唱えよう ●終章 般若心経は未来を拓く

ISBN:9784569661285
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:272ページ
定価:571円(本体)
発行年月日:2004年02月
発売日:2004年02月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRVA