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PHP文庫

王妃マルグリット・ド・ヴァロア

著:桐生 操

紙版

内容紹介

恋人と引き裂かれ、失意を隠して結婚式に臨んだ夜、「サン・バルテルミーの大虐殺」が! ▼小説や映画でおなじみの『王妃マルゴ』ことマルグリット・ド・ヴァロアは、16世紀フランスに君臨したヴァロア王家に生まれた史上屈指の美女。本書は、宮廷を取り巻く幾多の男たちを破滅に陥れたという「稀代の淫婦」の数奇な生涯を描く傑作評伝である。少女期から晩年までを緻密な筆致で追い、美貌の王妃の真実に迫る。▼実の兄弟3人との近親相姦関係、母カトリーヌ・ド・メディチとの確執、かつて愛した兄への復讐の誓い、処刑や暗殺などで命を落としていく愛人たち、生きんがために宗教を捨てた夫アンリ4世の不実とみじめな離婚……など、膨大な資料から探る“悪女”の素顔は興味深い。著者は「お人よしで愚かで多情で他人を信じやすい“憎めない女マルグリット”像が浮かびあがってきた」と言う。▼宗教戦争を縦糸、王位継承争いを横糸に織り成される愛憎の記録!

目次

●第1章 少女時代 ●第2章 王女マルグリットの結婚 ●第3章 不幸な結婚生活 ●第4章 アンリ三世の復讐 ●第5章 ネラクの宮廷生活 ●第6章 マルグリットの受難 ●第7章 フランス王位への茨の道のり ●第8章 アンリ四世の時代

ISBN:9784569660042
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:290ページ
定価:724円(本体)
発行年月日:2003年09月
発売日:2003年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB