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新渡戸稲造の人間道

『自警録』『修養』に学ぶ日々の心得

著:岬 龍一郎

紙版

内容紹介

『武士道』を通して、日本の精神文化を世界に知らしめた新渡戸稲造。新渡戸には、『修養』『世渡りの道』『自警録』といった修養論についての本があるが、これらは、新渡戸が当時の通俗雑誌であった『実業之日本』に連載されたものを、そのつどまとめたものである。その言葉遣い、引用例は通俗的なもので、くどいほどやさしく書かれてある。だが、今となっては読みづらい。そこで、これらの本を熟読吟味して、新渡戸のいわんとする主旨を損なわずに、著者なりの解釈を踏まえた修養論が、本書の「人間道」である。その核心を一言でいえば、「豊かな人生と幸福を誘う生活法」ということになる。▼具体的には、「かつて日本は『美しい国』であった」「真理は日常の現実のなかにある」「すべては考え方しだいで順境になる」「『調子のいいとき』ほど気をつけよ」など。▼『武士道』の著者の実践的人生訓が、混迷した今日の日本に力強く蘇る!

目次

●序章 新渡戸稲造と「人間学」 ●第一章 一人前の人間になるということ ●第二章 もっとも強い人は自分に克つ ●第三章 心を強くする工夫 ●第四章 人生の勝敗とはなにをいうのか ●第五章 世間を広く渡る心がけ ●第六章 順境と逆境の乗り越え方 ●終章 幸福とはなにをいうのか

ISBN:9784569659909
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:232ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2007年01月
発売日:2007年01月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX