PHP新書
世界史のなかの満洲帝国
著:宮脇 淳子
紙版
内容紹介
歴史の表舞台から消滅して60年。日清・日露戦争を通じて「10万の生霊、20億の国帑」によって購われた大地――。なぜ満洲に日本人が大挙して向かうことになったのか。清朝中国、モンゴル、朝鮮、そしてロシア。さまざまな利害と思惑が生み出した満洲帝国とは、いったいなんだったのか? その数奇な運命を詳細にたどる。▼政治的立場や道徳的価値判断をいっさい排し、あくまでも歴史学的に満洲を位置づけようとした最初の試み。日中韓で事あるごとに巻き起こる歴史認識問題を理解するための必読書である。▼[内容紹介](第一章)満洲とは何か (第二章)満洲の地理と古代 (第三章)東アジアの民族興亡史 (第四章)元朝から清朝へ (第五章)ロシアの南進と日露関係 (第六章)日本の大陸進出――日清・日露戦争 (第七章)日露戦争後の満洲と当時の国際情勢 (第八章)満洲帝国の成立 (第九章)日本史のなかの満洲 (第十章)日本敗戦後の満洲
目次
●第1章 満洲とは何か ●第2章 満洲の地理と古代 ●第3章 東アジアの民族興亡史 ●第4章 元朝から清朝へ ●第5章 ロシアの南進と日露関係 ●第6章 日本の大陸進出 ――日清・日露戦争 ●第7章 日露戦争後の満洲と当時の国際情勢 ●第8章 満洲帝国の成立 ●第9章 日本史の中の満洲 ●第10章 日本敗戦後の満洲