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やわらかく考える金融工学

ツキと後悔のリスク分析

著:土方 薫

紙版

内容紹介

私たちは、いつもどこかで明日のことを憂える生活をしています。「この暮らしをいつまで続けることができるのだろうか」とか、「もしいまの平和が脅かされることが起きたらどうしよう」といった、将来のリスクに対して一抹の不安をいつも抱いています。▼では、「リスクを考える」ということはどういうことなのでしょうか。改めて考えてみると意外と答えるのは難しいものです。リスク、リスクと普段から口にするものの、その正体についてはなかなかわからないというのが本当のところでしょう。▼本書では、金融工学のエッセンスを使って、この「リスクとは何か?」について考えます。金融工学は、今のところ、将来のリスク(不確実性)を分析するのにもっとも有効な手段です。本書を読むことで、リスクを軽視することも、リスクに過剰な警戒心を持つこともなく、「リスクを正しく怖がる」ことができるようになるでしょう。

目次

●プロローグ やわらかく考えるリスク学 [第1部]ツキと後悔の正体 ●第1章 ツキの正体をあばく ●第2章 賭博と保険のリスク・リターン分析 ●第3章 後悔のリスクヘッジ [第2部]リスク分析に挑む ●第4章 宗教の公正価値 ●第5章 リスク評価の壁 [第3部]こころとリスク学 ●第6章 恋愛をめぐる怪しい合理性 ●第7章 こころと理論価格 

ISBN:9784569641164
出版社:PHPエディターズ・グループ
判型:4-6
ページ数:216ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2005年01月
発売日:2005年01月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF