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日本経済新聞は信用できるか

著:東谷 暁

紙版

内容紹介

著者は昨年(平成15年)、この十数年のエコノミストたちの言説を検証した『エコノミストは信用できるか』という本を上梓し、多数の読者より支持を得た。同書において著者は、巨大な経済マスコミがエコノミストの発言を大きく左右することを指摘したが、経済マスコミがどのような「世論」を形成してきたかについては十分に検証できなかった。読者からも「経済マスコミの分析をもっと」との指摘があり、また検証の対象としたエコノミストからも「エコノミストは経済マスコミに頼まれて書いているだけ」との反論もあったという。▼そこで本書では、さまざまな経済議論を形成するうえで最大の影響力を振るってきた日本経済新聞の論調を検証。「バブル」「日本的経営」「グローバル・スタンダード」「成果主義」「IT革命」「構造改革」「中国経済」等について、“日本最大の経済メディア”が何を報じ、そしていま、どのような論を展開しているかを克明に分析する。

目次

●第1章 歴史を書き換えたのは誰か ●第2章 日本的経営の称賛から攻撃へ ●第3章 グローバル・スタンダード万歳 ●第4章 アメリカ経済政策の代理店 ●第5章 社説と編集委員の葛藤と強調 ●第6章 IT革命キャンペーンの幻想 ●第7章 世界の工場=中国の熱狂 ●第8章 日本経済新聞の「正しい」読み方

ISBN:9784569639123
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2004年11月
発売日:2004年11月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP2