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休むために働くドイツ人、働くために休む日本人

著:福田 直子

紙版

内容紹介

バカンスは約1カ月、平均労働時間は週35時間、失業保険も手厚く、そして給料の7割が保証される年金制度……。ゆとりを持って働き、世界有数の福祉大国でありながらも、経済大国の地位を保ちつづけるドイツ。日本の将来の理想像をドイツに見る人も少なくない。▼もちろん、現実はそう甘くはない。給料の約半分は税金に取られ、サービスの質は落ち、働かないサラリーマンのかわりに管理職はサービス残業続き。そこには、今後日本が直面していくであろう様々な問題が横たわっている。▼それでも、多くのドイツ人は生活をめいっぱい楽しんでいる。日本人とは違い、「何よりも大事なのは趣味や家庭。仕事は、そのためにやっているのだから」という考え方が浸透しているからだ。▼日本の将来像を考える人にも、「もっと気楽に生きてみたい」と思っている人にもぜひ読んで欲しい、ドイツ流の生活・仕事事情。

目次

●第1章 滅びゆくマイスターと土日も休めない管理職 ●第2章 「怠け者」になってしまったドイツ人 ●第3章 安売りスーパーとヨーロッパ一の大金持ち ●第4章 「メイド・イン・ジャーマニー」は滅びたのか ●第5章 欧州対アングロ・サクソン ●第6章 楽しい仕事と楽しい老後 ●終章 保護されすぎたドイツ、保護が足りない日本?

ISBN:9784569633671
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2004年02月
発売日:2004年02月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF