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PHP新書 244

天気で読む日本地図

各地に伝わる風・雲・雨の言い伝え

著:山田 吉彦

紙版

内容紹介

「お寺の鐘がよく聞こえると雨」「秋空の稲妻は明日も晴れ」「富士山がすっきり見えると雨」――。日本人は風・雲の動き、山や太陽の見え方などから天候を予測する「観天望気」を行ってきた。▼本書では、全国津々浦々を歩き、各地の天気にまつわることわざ・言い伝えを丹念に拾い集める。▼函館山シタギつければ気いつけれ(北海道)/井戸水が濁ると津波が来る(岩手)/飛行機雲がでっと、雨が近ぇ(千葉)/星が瞬くと風が吹く(東京)/海上に砂浮けば大風あり(神奈川)/蜃気楼が出た後は雨(富山)/ヘビが木に登ると雨(岐阜・香川)/梅の花が下を向いて咲く年は大雨(大阪)/春の夕焼け蓑着て待て。秋の夕焼け鎌研いで待て(広島)/朝日が妙に赤いのは雨の兆し(佐賀)▼「春一番」「東尋坊」という風の由来、海賊・松浦党や現代のサーファーの観天望気など、その土地ならではの伝承・エピソードが満載! 五感を使って見事に当たる、日本古来の天気予報。

目次

[第1部]各地に残る日和見のはなし ●水軍・松浦党の流れをくむ天気見様 ●大分県姫島村・大海鯛二郎さんの観天望気 ●壱岐が「春一番」の発祥の地だった? ●伊勢・志摩にやってくる伊吹オロシ ●北海道・青森、津軽海峡を狭んだ空模様 ●北陸・富山湾の天気は山で読む ●湘南のサーファーたちが活かす観天望気 [第2部]風の名前、雲の名前 ●風の名前 ●雲の名前 ●雨の名前 [第3部]事象別・各地に伝わる観天望気の言い伝え

ISBN:9784569627359
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:232ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2003年03月
発売日:2003年03月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:RBP