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PHP新書 254

地名で読む京の町 上

洛中・洛西・洛外編

著:森谷 尅久

紙版

内容紹介

町の中心にあるのになぜ「新京極」? 「先斗町」の名前は鴨川とポルトガル語に由来する? 京の台所「錦小路」は「屎小路」と呼ばれていた?▼京都には、1200年にわたる人々の営みが、地名として今なお息づいている。本書は、地名や寺社の由来から、京都の歴史を掘り起こし、その魅力を浮き彫りにする。▼第1部では、渡来系氏族集団の「やましろのくに」開発、大和の「後背地」から政治権力の中心地となった平安京の完成、「町」共同体のもとで祗園祭礼を生み出した宗教都市への変貌など、京の町の変遷を辿る。▼第2部では、河原町、木屋町、先斗町、壬生、北野、西陣などの「洛中」、御室、太秦、嵯峨、嵐山などの「洛西」、宇治、八幡、山崎、長岡などの「洛外」の地名を取り上げ、余すところなく解説する。見所すべてを味わい尽くすための京都案内決定版!▼<下巻の主な内容>第1部…近世商工都市への発展/近代都市の成立/現代の京都 第2部…洛東/洛北/洛南

目次

[第1部]京都の町の歴史――山代の国から洛中・洛外へ ●序章 「やましむのくに」の誕生 ●第1章 政治都市の成立 ●第2章 宗教文化都市への変貌 [第2部]京都の地名を読む <洛中>●京都御所周辺 ●東西本願寺 ●東寺かいわい ●新京極・寺町通かいわい ●木屋町通と先斗町 ●鉾町の周辺 ●秀吉の通した道 ●西の京 ●聚楽第と二条城 ●壬生かいわい ●立売の町 ●北野さんと西陣 <洛西>●衣笠・等持院 ●御室・鳴滝 ●花園 ●太秦 ●嵯峨 ●嵐山 ●鳥居本・清滝・愛宕山 ●三尾 ●大原野 ●松尾 ●桂 <洛外>●宇治 ●八幡 ●大山崎 ●向日・長崎

ISBN:9784569626796
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:740円(本体)
発行年月日:2003年05月
発売日:2003年05月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ