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目からウロコの宗教

著:岩井 洋

紙版

内容紹介

日本では、「あなたの宗教は?」という問いに、「無宗教です」と答える人が数多い。しかし、たいていの日本人は「初詣には神社に行き、結婚式はキリスト教、葬式は仏教で」と、人生の節目にさまざまな宗教と深く関わっている。それだけではない、実は何気ない日常的な行為の中にも宗教的な意味あいを持ったものがたくさんある。いったい私たちにとって宗教とは何なのか? 本書では、宗教を人と人とのコミュニケーションから生まれた社会現象としてとらえ、宗教社会学の立場から「宗教のしくみ」を解説している。個別の宗派や教団の説明ではなく、宗教の定義・分類に始まり、教えや儀礼の話、死生観、データにみる日本人の宗教観など、きわめて客観的に宗教を分析する。そこにあるのは偏見や先入観を排して、冷静に宗教を見つめる目である。グローバル化が進み、さまざまな価値観や宗教観に触れる機会が多くなった現在、ぜひとも一読しておきたい一冊といえる。

目次

●第1章 新しい宗教の見方・考え方 ●第2章 宗教を解剖する ●第3章  宗教はどのように発展してきたのか ●第4章 日本人にとって宗教って何だろう

ISBN:9784569625805
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1350円(本体)
発行年月日:2002年12月
発売日:2002年12月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRA