出版社を探す

朝刊10分の音読で「脳力」が育つ

脳科学の最先端研究が明かす驚異の事実

著:川島 隆太

紙版

内容紹介

記憶や学習を司り、情動をコントロールするなど、脳の中で最も重要な部位である「前頭前野」。私たちがさまざまな行動や思考をしている時、脳がどのように働くのかを画像でとらえる「脳機能イメージング研究」により、何をしている時が前頭前野が最も活性化するかがわかってきました。▼例えば、コンピュータゲームをしている時と単純計算をしている時の脳の活動はどちらが活発だと思いますか? 常識的には、より複雑な作業をしている時のほうがより活性化すると考えられます。しかし、研究を重ねた結果、前頭前野が最も活性化するのは、音読をしている時、単純計算を早く行なっている時、文字を書いている時、つまり「読み・書き・計算」を行なっている時であることがわかったのです。▼本書ではその驚異の事実が明らかになるまでのプロセスを紹介し、個人の「脳力」アップ法や痴呆症など医学への応用、教育分野での活用法などを最新データとともに解説します。

目次

●第1章 「前頭前野」から目が離せない! ●第2章 一桁の計算をあなどるなかれ! ●第3章 朝刊10分の音読で「脳力」が育つ ●第4章 脳機能研究の最前線をのぞく ●第5章 脳研究の成果を社会に還元したい!

ISBN:9784569625782
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2002年12月
発売日:2002年12月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD