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PHP新書 234

駅名で読む江戸・東京

著:大石 学

紙版

内容紹介

本書は、東京都内のJR、私鉄、地下鉄の駅名を取り上げ、その由来や地域に関わる事件、物語を文献・史料に基づき丹念に拾い集めている。駅名一つ一つは、まさに、地域の歴史を映す鏡である。▼江戸時代以前は「亀無」という地名だった「亀有」。幕府御用の警備隊が、駅名として残った「御徒町」。ビールの名が駅名となった「恵比寿」。明治・大正期の文人、徳冨蘆花にちなんだ「芦花公園」。明治天皇行幸の地であった「聖蹟桜ヶ丘」。さらに、戦後まもなく、渋谷駅にはロープウェイが走っていた話……。日ごろ通い慣れた駅の意外な歴史が見えてくる。▼執筆にあたっては、俗説と歴史的事実を区別するため、できる限り出典や史料を明記している。▼今日、「平成の大合併」政策のもと、地図から消える地名が多くなった。しかし、地名を消すことは歴史を消すことなのだ。安易な市町村名改名を支持できない、と著者は説く。▼江戸東京400年を振り返る、ユニークな地名考の本である。

目次

●序章 東京における鉄道のあゆみ ●第1章 山手線の駅名 ●第2章 都心部の駅名(山手線内および周辺) ●第3章 東郊の駅名(23区) ●第4章 西郊の駅名(23区) ●第5章 多摩の駅名 

ISBN:9784569625720
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:312ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2003年01月
発売日:2003年01月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ