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PHP新書 232

「ODA」再考

著:古森 義久

紙版

内容紹介

年間、一兆数千億円に上る日本のODA(政府開発援助)支出。不況と財政赤字に苦しむ国が、なぜこれほどの公的資金をつぎこむのか。▼認知も感謝もされていない、総計三兆円超の対中ODA。日本以上に整った巨大施設。貧しき村へは届かない援助。一党独裁国家・腐敗政権への資金供与……。▼本書では、中国、ベトナム、ケニアを例に疑惑と矛盾だらけの実態をレポート。同時にこうした結果を導く、「無償と人道援助が少ない」「冷戦後も唯一同じ路線をとる」などの日本の特異な対外援助システムを指摘。「ODA基本法の制定を」「要請主義から自主主義へ」「対中ODAをゼロ・ベース予算に」「支出半減」など具体的提言を通して、ODAの意義を根本から問い糾す。▼話題作『日中再考』や『アジア再考』に次ぐ「再考」シリーズ第三弾は、著者渾身の書き下ろし。▼<主な内容>アメリカのODA戦略、「ODA超大国」日本の実態、実例・疑惑と矛盾のODA、ODA外交の虚実。

目次

●第1部 アメリカのODA戦略 ●第2部 「ODA超大国」日本の実態 ●第3部 実例・疑惑と矛盾のODA ●第4部 ODA再考

ISBN:9784569624600
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:680円(本体)
発行年月日:2002年12月
発売日:2002年12月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCL