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PHP新書 216

カジノが日本にできるとき

「大人社会」の経済学

著:谷岡 一郎

紙版

内容紹介

娯楽なき「大人の社会」はありえない。ギャンブル後進国日本も、もはや禁止するのではなく、自己責任のもとにそれを認めるべきではないか。▼20世紀以降に誕生した都市で唯一百万人都市になったラスベガス。何も観光資源のない貧しかった小さな街、チュニカの大成功……。本書では、カジノ合法化がもたらすプラスとマイナスの影響を、アメリカの先例をもとに客観的に分析。日本で懸念されている「青少年への悪影響」「勤労精神の減退」「闇社会への資金流出」などは心配なく、逆に「失業率の低下」「地域振興」「税収の確保」などの経済的・社会的効果の方がはるかに大きいことを指摘する。▼<主な内容>◎「カジノ」という不思議な空間◎カジノにはどんなタイプがあるか◎パチンコはカジノか◎カジノの経済効果と社会的コスト◎カジノ経営◎娯楽産業(楽しませる産業)の哲学▼生産と娯楽の両方に価値を見出す「大人の社会」への脱皮を提言した、異色の社会経済論。

目次

●第1章 現代社会とカジノ ●第2章 カジノの発展と新しい潮流 ●第3章 カジノの経済効果と社会的コスト ●第4章 カジノ経営 ●第5章 カジノが日本にできるとき ●終章 大人の社会は自己責任

ISBN:9784569623641
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2002年08月
発売日:2002年08月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN