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徳と正義

著:中坊 公平
著:稲盛 和夫

紙版

内容紹介

政界、官界、経済界、教育界……いまやあらゆる社会で不祥事が続出している。本来、日本人がもっていたはずの「徳」「倫理」「勤勉」「道理」といった価値観はどこへいってしまったのか? 目先の成功や欲望にとらわれず、人間として正しく生きるためにはどうしたらよいのか? 本書は、経済界と法曹界という異質の世界に生きる二人が、胸襟を開いて語り合った「日本および日本人のあり方」。一代で世界的企業を築いた稲盛氏は、貧乏と病気、度重なる受験失敗にたたられ、不運な青少年時代を過ごす。一方、森永ヒ素ミルク事件、豊田商事事件、住専問題などで辣腕を振るってきた中坊氏は、京都の裕福な家庭に生まれたボンボン。そんな好対照の二人が「日本人はいかに生きるべきか」をテーマに語りはじめたら、お互いの人生観や世界観に共通するところ多く、まさに談論風発の対談となった。豊かさを追求するあまり、日本人が忘れてしまったものを取り戻すとき。

目次

●第1章 徳も倫理も失った社会の悲劇 ●第2章 普遍的な価値観を取り戻すとき ●第3章 教育の荒廃をいかに建て直すか ●第4章 物事の本質を追究する ●第5章 いまこそ必要な「足るを知る」の発想

ISBN:9784569620619
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2002年05月
発売日:2002年05月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB